霊長類ゲノム工学開発コア (PRiME)

革新的霊長類遺伝子改変技術の基盤整備

霊長類ゲノム工学開発コアは、ASHBiのサテライト機関である滋賀医科大学動物生命科学研究センター(RCALS)内で活動しています。RCALSは、実験的操作が可能な非ヒト霊長類の中で最もヒトに近い動物種であるカニクイザルを用いた発生工学が可能な日本唯一、世界でも数少ない研究施設です。

RCALSでは、700頭を超えるカニクイザル飼育施設と、動物繁殖と飼育管理に関する高度な技術を持った技術職員を有しています。また、カニクイザルにおける腹腔鏡下での採卵、電気刺激による精子採取、マイクロマニピュレータによる顕微授精、腹腔鏡下での経卵管的胚移植などの基盤技術を確立しています。

その特色を活かし、霊長類ゲノム工学開発コアでは、様々なゲノム編集技術や最新の遺伝子導入技術を駆使して、遺伝子改変カニクイザルの作製を行っております。また、研究に用いるためのカニクイザル胚の提供も行っております。ASHBi所属研究者からのご要望を受け、疾患モデルサルなどの遺伝子改変動物を作製するのに加え、新規の発生工学技術の開発も行っています。

築山博士 図1

カニクイザルにおける発生工学

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スタッフ

築山 智之 (コア長)
中家 雅隆