Kyoto University Institute for the
Advanced Study of Human Biology

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2024.4.8

胎児の脳組織から作られるオルガノイド研究における倫理的課題を整理しました

広島大学大学院人間社会科学研究科 澤井努 准教授/京都大学高等研究院ヒト生物学高等研究拠点 連携研究者、片岡雅知 研究員は、胎児組織から作製された脳オルガノイドをめぐる倫理・規制上の課題を整理し、隣接分野の規制との関係性のなかで、国際的に調和した規制を整備していく必要があると指摘しました。
本研究成果は、2024年3月4日に学術誌EMBO reportsオンライン公開されました。

【本研究成果のポイント】
⚫ 本論文では、胎児脳オルガノイド研究における複雑な倫理的課題を、いち早く整理しました。
⚫ ヒト胎児組織の研究利用にも、ヒト脳オルガノイド研究にも、それぞれさまざまな倫理・規制上の課題が指摘されています。本論文で着目した胎児脳オルガノイド研究は、この両方の要素を含むため、複雑な倫理的課題を提起する可能性があります。
⚫ 今後は、胎児脳オルガノイド研究を含む脳オルガノイド研究が提起する倫理・規制上の課題を、隣接する研究分野との関係性のなかで議論し、国際的な規制を整備していく必要があります。

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論文情報

Sawai, T., & Kataoka, M. (2024). The Ethical and Legal Challenges of Human Foetal Brain Tissue-Derived Organoids: At the Intersection of Science, Ethics, and Regulation. EMBO Reports. https://doi.org/10.1038/s44319-024-00099-5