2021年7月26日に、東山高等学校 脳科学研究会（教員1名・生徒5名）が当拠点の伊佐正 副拠点長／主任研究者を訪問しました。研究会一行は、まず伊佐副拠点長から約1時間の講義を受け、その後の見学ツアーでは、本学医学研究科 脳機能総合研究センターの岡田知久 准教授、当拠点の山口玲欧奈 助教、および医学研究科 佐々木亮 助教から実験施設の解説を受けました。高校生にとって、最先端の脳神経科学に間近で触れる絶好の機会となりました。

伊佐 副拠点長より、脳を損傷した場合に古い神経系統が損傷を補う仕組みや、盲視の神経メカニズムなどについて講義を受けました。

岡田 准教授より、国内に5台しかない超高磁場のヒト用7テスラMRI（核磁気共鳴画像）装置の解説を受けました。

山口 助教より、手指の細かい運動に関わる神経回路を調べる実験施設について解説を受けました。

なお、今回の訪問に先立って、7月14日に東山高校で開催された「高校1・2年 キャリア講演会（世界脳週間京都講演会）」において、伊佐 副拠点長が「脳科学の過去・現在・未来」というテーマで講演しました。当日は約140名の生徒が参加し、脳科学のこれまでの歩み、伊佐 副拠点長の研究内容、脳科学の今後の展望などについて学びました。

講演の模様