2021年5月26日付で、国際幹細胞学会（ISSCR）による幹細胞研究・臨床応用に関するガイドライン（原題：ISSCR Guidelines for Stem Cell Research and Clinical Translation）が更新され、オンライン公開されました。

このガイドラインの更新には、幹細胞や倫理、法律に関する国際的な専門家が関わっており、京都大学高等研究院 ヒト生物学高等研究拠点（WPI-ASAHBi）拠点長の斎藤通紀教授（兼：京都大学iPS細胞研究所（CiRA）主任研究者・医学研究科教授）、同主任研究者の藤田みさお教授（兼：CiRA主任研究者）、CiRAの髙橋淳教授がワーキンググループの一員として関与しました。

今回のガイドラインでは、「幹細胞を用いた胚モデル」「キメラおよびキメラ胚」「オルガノイド」「14日を超えたヒト胚の研究」「生殖細胞のゲノム編集」「ミトコンドリア置換技術」などの新しい研究分野に対応しています。また、効果が証明されていない段階にある幹細胞治療を商業的に使用することを非難しています。

• ISSCR Guidelines for Stem Cell Research and Clinical Translation

関連リンク

• 朝日新聞記事：「ヒト胚ルール見直し　「禁断」の領域に踏み出すわけは」（斎藤通紀 拠点長のコメント掲載）