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平岡 裕章 副拠点長が2025年度 InaRISフェローに選ばれました

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京都大学高等研究院 ヒト生物学高等研究拠点(WPI-ASHBi)平岡 裕章 副拠点長が、2025年度 稲盛科学研究機構(InaRIS: Inamori Research Institute for Science)フェローに選ばれました。
稲盛財団は、2019年に従来の稲盛研究助成とは大きくコンセプトの異なる新しい研究助成プログラム「稲盛科学研究機構(InaRIS: Inamori Research Institute for Science)フェローシップ」をスタートしました。人類の知の拡大に欠かせない基礎科学の研究において、短期的に成果を求めるのではなく、好奇心の赴くまま存分に、壮大なビジョンと大きな可能性を秘めた研究に取り組んでほしい-研究者が科学を愉しむことへの期待と願いを込めたプログラムです。2025年度は、「数学の深化と展開」で公募が行われました。
平岡副拠点長は、数学と他分野をつなぐ融合研究で画期的な成果を挙げ、トポロジカルデータ解析(TDA)の分野で新たな理論や方法論を開拓した功績に加え、生命科学の基本問題「What makes us human?」という壮大な問いへ、生物学者と協同し数学的解決法を用いて挑戦しようというその取り組みが認められ、今回の選出となりました。本支援を受け、種差表出原理を解明する数学的データ解析手法の開発に取り組む予定です。

関連リンク

稲盛科学研究機構 https://www.inamori-f.or.jp/250314
稲盛財団 https://www.inamori-f.or.jp/recipient/yasuaki-hiraoka/