コアファシリティ

単一細胞ゲノム情報解析コア (SignAC)

ヒト生物学高等研究拠点(ASHBi)では、多くの融合研究を推進し、「ヒトの成り立ちの根本原理を解明すること」を目標としています。この目標達成に資する効果的かつ着実な研究を強力に推進するため、拠点内に「単一細胞ゲノム情報解析コア」を設立しました。

ゲノムは、染色体高次構造制御、エピジェネティック制御、転写制御、転写後制御といったあらゆる制御層で、細胞ごとに特徴的な様態を示します。こうした細胞ごとのゲノム様態を読み取ることは、細胞の究極の集合体である「ヒト」の成り立ちを理解する上で不可欠です。本コアは、単一細胞レベルでのこれらゲノム情報の解析を可能にするため、世界最先端の網羅的計測手法や解析技術の導入および開発に取り組みます。それら最先端技術を拠点内の研究者に提供することにより、ASHBi で実施する研究を総合的に支援します。また、拠点内外の研究者と密に連携し、国際的な研究環境を構築することによって、さまざまな融合研究創出の起点となることを目指します。さらに、コアファシリティを適切に維持・管理し、コアファシリティ使用者への技術指導・訓練等も定期的に実施することで、拠点内の研究者が最先端機器を円滑に利用できる体制を構築します。以上の活動を通して、本コアは、ASHBiだけでなく京都大学の研究を多方面から支えるハブとなる役割を担うことを志向します。

コア長 山本拓也 准教授

霊長類ゲノム工学開発コア (PRiME)

霊長類ゲノム工学開発コアは、ASHBiのサテライト機関である滋賀医科大学動物生命科学研究センター(RCALS)内で活動しています。RCALSは、実験的操作が可能な非ヒト霊長類の中で最もヒトに近い動物種であるカニクイザルを用いた発生工学が可能な日本唯一、世界でも数少ない研究施設です。RCALSでは、900頭を超えるカニクイザル飼育施設と、動物繁殖と飼育管理に関する高度な技術を持った技術職員を有しています。また、カニクイザルにおける基盤的胚操作技術を確立しています。その特色を活かし、霊長類ゲノム工学開発コアでは、様々なゲノム編集技術や最新の遺伝子導入技術を駆使して、遺伝子改変カニクイザルの作製を行っております。また、研究に用いるためのカニクイザル胚の提供も行っております。ASHBi所属研究者からの要望を受け、疾患モデルサルなどの遺伝子改変動物を作製するのに加え、新規の発生工学技術の開発も行っています。

コア長 築山智之 特任准教授(築山グループ

霊長類表現型解析施設 (NPAF)

当該施設では、ゲノム編集により遺伝子改変を行ったマカクザルモデルの社会的な営みを含む行動や脳機能をはじめとする様々な生理機能の表現型解析を行ないます。